2022/11/23 15:04
THE BACKROOMの井上です。
ネクタイの出品も一旦落ち着き次なるブログネタを探し求めて三千里、盲点と言いますかこれがあるじゃないかと閃きました。
THE BACKROOMはオーダースーツを始めとしたオーダーメイドのアイテムをお作り頂くショップですので、お客様にオーダー頂いたものや自分自身で作ったものを小出しにご紹介していき、なんとか更新を途切れさせないよう努めようと思います。
完成品のご紹介なので、サクッと読めるぐらいのボリューム感で、更新頻度を上げたいなと!
というわけで記念すべき一発目はやはり自分の物から。
幾度となく試作を重ねて完成したダブルブレスト、その記念すべき完成品一着目がこちらのブラウンスーツ。
(今回たまたま数ヶ月前に撮影した写真があったので流用させて頂きます 汗)
で諸々こだわりは語っておりますので、そちらも併せてご覧くださいませ。
こちらは独自ルートで手に入れたGIVENCHYのデッドストック生地を使用して作ったスーツなんです。
GIVENCHY創始者でもあり僕の敬愛するファッショニスタ、ユベール・ド・ジバンシィ氏のポートレートにインスピレーションを受けて仕上がりのイメージを作りました。
(オリジナルモデル解説では語ってませんが衿型もかなりインスピレーション受けてます)
GIVENCHYのブランドコンセプトでもある「エレガンス」を意識しつつも、THE BACKROOMらしくマスキュリンかつ都会的に、自分の中では中々良い仕上がりになったのでは?と思っております。
そのポートレートがコチラ。
いや男前すぎ・・・レベル差エグいてぇ・・・なのですが・・・
まぁそれはさておき仕立てにおいて何を変えたのかと言いますと、通常THE BACKROOMのハウスモデルは芯地やパッドを極薄にして袖付けはマニカカミーチャ(シャツ袖のような仕様)でして、そのまま作るとやはり全体的に丸みがあり軽く柔らかいシルエットになります。
対してポートレートをみてみると、シャープかつワイドな衿型に肩周りはかなり構築的な印象、そうなると仕上がりのイメージにかなり差が生まれるので、このスーツに関しては芯地も薄いものではなく少し厚みのあるものを採用し、肩先にはタレ綿という副資材を入れて構築的な見えがかりを再現しました。
これで肩パッドまで厚くすると、自分的には少し構築的過ぎて着用時にストレスを感じそうでしたので、肩パッドはあえてそのままの薄さで。
これが狙い通りでして見た目は構築的で着心地はストレスフリー、まさに今と昔がクロスオーバーしたような一着になったのかなと満足度はかなり高かったです。
パンツはもちろんベルトレスにサイドアジャスターにし、シルエットも都会的に見えながらもしっかりとクラシックなゆとりはキープしつつ、上手く現代にアジャストしたスーツになりました。
ってサクッと紹介できるはずだったのですが、かなりのボリュームになってますね・・・
自分のものだとこだわりと思い入れが入るのでついつい話してしまいますので、ここらで終わりにしようと思います(汗)
ちなみに余談ですが、小衿の白シャツにブラックタイというのもユベール・ド・ジバンシィ氏からのインスピレーションです(笑)
若かりし頃から最期の瞬間まで一貫して「エレガンス」を感じるドレススタイル、決して派手ではなく分かりやすいものではないのかもしれませんが、三十路手前になり僕もようやくスタイルの重要性を理解し始められるようになったのかな?と・・・
ご興味あれば彼のスタイルを是非検索してみてください!
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