2024/09/16 14:28
THE BACKROOMの井上です。
ここ最近PRの主戦場は動画になってきており、今やYouTubeやTiktok、インスタのリールやライブをやるのは当たり前。
そのどれもやっていない時代遅れ、もといNOT出たがりな自分は未だに文字が好きです。
20代前半は出たがりの極みのような人間だったのですが、今や全くその気持ちはありません(笑)
なんだったら裏方で演出する方が楽しいまであります。
昔から良くある論争ですが、ブラッド・ピットは1000円のTシャツも100万円のジャケットもカッコよく着るので結局は着る人次第。という話ですが、いや・・・まぁ・・・あそこまで華があるとそうなんですが、自分がデザインした服ってやっぱり着てる人のイメージがあって、オーダーの服もそうなんですが、自分が着るよりカッコよく着てもらえることが本当に嬉しいんです。
ちょっと脱線しましたが、動画はPRに効果的ですがこれからもブログは書きますし、THE BACKROOMをオーダースーツ屋ではなくひとつのブランドとして新しい魅せ方も出来たらな。と思っている話でした。
さて、サンプリングTシャツ第二弾はBAG GENT。
なんじゃそら?
な見慣れない言葉ですが、完全なる造語なのでそれもそのはずです。
元ネタはErykah Baduの「BAG LADY」耳から脳へ衝撃が走った曲、喰らいました。
元々BAG LADYを知る切っ掛けになったのは、サンプリングソースであるDr.Dreの「Xxplosive」、ですがエリカ バドゥの声の方が妙に心地良くしっくりきたのを覚えてます。
R&BのクラシックであるBAG LADY、英語では俗にいうホームレスの女性、買い物バッグに持ち物を詰めて歩く様から、という少しネガティブな言葉なのですが、歌詞の内容はそれとは関係のない「女性が心に抱える不要なモノ」について。
音楽に関してはにわかもにわかな自分が語れることでもないのですが、「抱え込んだモノを軽くしよう」「自分自身を大切に」このようなことを歌っており、これってなんとなくストレスやコンプレックスを感じやすい日本人に当てはまるコトが多くないですか?
単に女性に対してだけでなく、承認欲求・自己顕示欲を煽るSNS社会全盛の今、今一度自分を見つめ直せる曲なのかと。
それをメンズクロージングを取り扱うTHE BACKROOMらしく「BAG GENT」としたのですが、20代前半のアパレル業界に飛び込みたての自分を重ねてデザインしました。
30〜50代をターゲットとした一般的には知名度の低い高級品を取り扱っていたお店なので、お客様の方が良い服を持っている、知識がある、なんてことは入社時は当たり前でした。
そりゃあ新卒ホヤホヤの若造に何がわかるんだ?お客様がそんな気持ちになるのは自然です。
コチラとしてはそれが悔しくて悔しくて・・・プロとして舐められるわけにはいかない。そう言い聞かせて自己投資としてしこたま洋服を買ったのは今となっては良い経験。
ですがいくら社員割引があるとはいえ、元値がウン十万する洋服・・・当然アパレル販売員の給料では生活がままなりません。
ご飯は食べない or カップ麺のみ、体重はみるみる減り、免疫が低下し身体に異常が出ましたが、それでも当時の自分にとってはカッコつける方が大事だったのです。
BAG GENTは、それこそホームレス的ニュアンスも汲み取りつつ、それでも俺らはカッコつける、「ボロは着てても心は錦」に近い意味合いの言葉と思って頂ければ。
レッド×ブラウンという配色は、BAG LADYのジャケットからインスピレーションを受けたものですので、良ければ皆様曲も聴いてみてください。
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