THE BACKROOMの井上です。

もうかなり前ですが、岡山県倉敷市の美観地区にある 「UKIYO-E KURASHIKI 国芳館」に行ってきました。

歴史情緒漂う美観地区から浮世絵の魅力を世界に向けて発信するというプロジェクトだそうで、その第一弾として美観を一望できる旅館を再生し、世界初となる歌川国芳のミュージアムを開館したそうです。

僕は「水滸伝」を題材にした「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」に衝撃を受けて、浮世絵にわかファンになりました。

展示数も多くにわかでも十分に楽しめる内容になっておりますので、是非皆様岡山に行かれた際には足を運ばれてみてください。

最近は浮世絵しかり、日本庭園や盆栽などもっぱら日本の文化が好きなのですが、ことスーツに関しては違います。

何度も言ってますが、やはりイギリス生地×イタリア仕立てで作るスーツは格別です。

パリッと仕立て映えする質実剛健なイギリス生地は、ミスマッチに聞こえるソフトなイタリア仕立てと信じられないほど好相性なんです。

今回お作り頂いたのはHARRISONSのグレーシャークスキン、これぞ英国紳士と言わんばかりにクラシックな生地です。

ラウンドしたラペルが特徴的なTHE BACKROOMのオリジナルダブルに載せました。

クレリックシャツにポルカドットのタイ、靴はブラックの内羽根ストレートチップでこれでもかなぐらいブリティッシュなスタイルを楽しみたい一着。

真夏以外着れる汎用性もポイント高めです。

パンツはサイドアジャスターの2プリーツ。

インプリーツでよりイギリス感をと思いましたが、クリースラインがアウトプリーツの方が綺麗ですよね。という話し合いからアウトに決定。

当たり前ですが、オーダーだと良く話し合いながらディテールまで決められるので、本当痒いところまで手が届くんです。

イギリス生地×イタリア仕立て、是非皆様もお試し下さいませ。